エステティシャンが
1年に1度集う祭典

　この度は、多くの会員の皆さまの多大なるご支援、厚生労働省と経済産業省からのご後援、公益財団法人横浜コンベンションビューローからの特別協力、また中央職業能力開発協会からもコンテストへのご後援を頂き、「AJESTHE Beauty Festival 2022 in YOKOHAMA」の開催することができましたこと深く感謝申し上げます。

　本年のフェスティバルは、新型コロナ感染症の影響を踏まえ、リアルとオンラインのハイブリットで開催致します。法人正会員様のブースや、協会から発信するコンテンツ等、あらゆるエステティシャンの方・エステティシャンを目指す方の双方が交流し、楽しめる企画を準備いたしました。本年は、協会が設立50周年を迎える年にあたりますが、この記念すべき年に、オンラインでより多くの会員の皆様に参加いただきつつ、リアルで会員の皆さんが集まり交流できる機会を持つことは、大変貴重で大切であると感じています。

　コロナ禍以前には、それまでの経済成⻑の延⻑線上の未来を想像し、どのように成⻑を持続すべきかを考えておりました。しかしながら、2022年の現実は過去の経済発展の延⻑線上の世界でない「新しい現実」が始まっています。コロナ禍による影響に加え、経済成⻑は鈍化し、人口減少も現実になり、エステティックにおいても持続可能な開発目標・SDGsを無視できなくなっており、様々な課題への具体的で積極的な持続可能な対応が必要です。多様性への対応も、ジェンダーのみならず、様々な障がい、人種・肌の色、体形、年齢・世代のギャップ、信仰・思想・信条等へのエステティックの提供者としての対応が必要です。様々な課題に、主体的に、積極的に、具体的に、取り組まなければ、お客様や求職者から選ばれる業界にはなれないことも「新しい現実」の一つです。

　エステティックが「新しい現実」において選択され、エステティシャンが誇りを持ってキャリアを構築するためには、社会に貢献する産業・職業であることが重要です。エステティシャンにしかできないエステティックの力を活かした様々な社会貢献が重要であり、その1つとしてソシオエステティックを通じて様々なレベル・分野で社会貢献をする形の構築も準備しています。

　新型コロナウイルス感染症の影響により、エステティックコンテストはこの数年間、オンラインのみの開催ではありました。本年度は、オンラインでの一次審査で優秀な成績を修めた選手が全国からここパシフィコ横浜に集結し、決勝大会の開催をいたします。コロナ禍により多くの困難な状況でも、認定校の先生方と生徒、そして生徒のご家族・ご友人の皆さまのお力添えを賜り、技術研鑽されたことにあらためて御礼申し上げます。また、手技のコンテストに加えて、第2回目となるビジネスアイデアコンテスト、初めての試みとしてカウンセリングコンテストをオンラインで実施致します。

　イベントの準備から多くの方に携わって頂き、そのご協力のもとに開催できることを深く感謝申し上げます。当イベントが、会員の皆様がこれからの社会における「#エステのチカラ」について考え、行動を起こすきかっけになる1日であれば幸いです。皆様にとりまして有意義な時間となりますことを願っております。