エステティシャンになろう

エステティシャンの仕事とはエステティシャンとは「全身美容のプロフェッショナル」であること。 その技術を活かしお客様が美しくあるためのお手伝い(ケア)をすることが私たちの仕事です。では具体的にどのように行っているのかお伝えします。

どんな職業か

エステティックの中心的メニューはフェイシャルエステティック・ボディエステティック

エステティックとは

エステティックの本質は、人間の心にある「美しくありたい」「若々しくありたい」という欲求や願望を実現して、人々に幸せと満足感をもたらすことです。
エステティックは、「一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら手技、用具等を用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康的で美しい状態に保持、保護する行為」です。

エステティシャンは全国に約70,000名働いているといわれています。エステティックの中心メニューはフェイシャルエステティックとボディエステティック。フェイシャルエステティックは主に皮膚のマッサージやパック・マスクなどの化粧品による手入れを行います。ボディエステティックとはその名のとおり、身体全体をケアするトリートメントで、スキンケア系やプロポーションメイキング系、リラクセーション系などに大別されます。
それぞれのエステティックサロンにより使用する化粧品や機器、施術方法などは異なり、それぞれ個性があります。また、他の先進国及び国際的な資格付与団体等がエステティックあるいはビューティーセラピーとして認めているネイルやメイク等の技術もエステティシャンの仕事のひとつでもあります。
主な職場はエステティックサロンですが、ブライダルサロンや化粧品メーカー、理容室・美容室・ホテルなどで働くケースもあります。

この職業の歩み

多くの女性が定期的にサロンへ通うようになりました

エステティックの仕事、とくにフェイシャルトリートメントは「美顔術」と称して、美容室を中心に明治時代から営業されていました。これを全身美容としてトータルにとらえエステティックと称されるようになったのは、わが国では1970年頃からで、1980年代後半から急成長を遂げました。 かつては、一部の女性の間でのみ利用されていたエステティックサロンも、現在では年齢も属性も幅が広がり、多くの女性が定期的にサロンへ通うようになりました。 また最近では、男性の利用者も徐々に増えているようです。このためエステティシャンの需要は伸びると思われ、それに伴い、供給もかなり増えると推測できます。

エステティック市場の現状と展望

消費者の生活の一部に取り入れられる余地はまだ十分にある

2012年の市場調査(矢野経済研究所)でのエステティック産業の市場規模は3,491億円となっており、前年比99%。その内訳は総売上に占める割合が、施術売上70.1%、物販売上29.1%となっており、施術売上のうちメンズエステの売上が13.3%を占めています。施術売上の内訳はフェイシャルケアが45.3%、ボディケアが32.9%、脱毛が19.5%、その他が2.3%となっています。エステティック産業の市場は縮小しているといわれていますが、女性の市場は前年比102%で、伸長しています。その中で80%がフェイシャルとボディである。前年度比135%で伸長率が高い脱毛は19.5%。利用者の中心は40歳代以上です。

リクルートライフスタイルビューティ総研美容センタス2013年度上期によると、美容系サービスの理容割合では、ヘアサロン96.9%、整体カイロプラクティック38.4%、リラクゼーション25.9%、足裏リフレクソロジー21%等に比べ、エステティックの利用率はフェイシャル17%、痩身9.8%とそう高くはありません。消費者にとってエステティックはまだ特別なものと考えられているところがあり、日常的なお手入れのひとつとして生活の一部に取り入れられる余地はまだ十分にあるといえます。

この職業に就くには

皮膚や化粧品、美容機器の取扱いについての正しい知識と技術を取得すること

医療関係者ではありませんが、エステティシャンは人間の身体にかかわる仕事ですので、エステティックの技術のほかに、人体の構造(生理解剖学)や精神面(大脳生理学・心理学)、中でも仕事の直接の対象である皮膚の知識、さらには仕事の道具である化粧品・美容機器の取扱いについての正しい知識が必要ですし、そうした知識を人にわかるように正しく説明する能力も求められます。
最近ではさまざまなタイプのエステティシャンの養成期間が増えてきました。また、新たな技術や情報に対応すべく、エステティックサロンでのOJT教育を徹底しているところも見受けられます。

エステティシャンは先にも述べたように人間の身体にかかわる仕事ですので、正しい知識や技術が要求されるため、専門の学校で教育を受けることが望ましいといえます。
専門の学校ではOBのネットワークや、いままでの実績によりエステティック業界との強いパイプを築いています。専門の学校を修了し、エステティックサロンやその他エステティックの施術をする施設に就職することが標準的です。

職域や雇用形態の特徴

広がるエステティシャンの職場

エステティシャンのほとんどは大規模・小規模のエステティックサロンに属し、働いていますが、理美容室やホテルのスパやブライダルサロン、化粧品メーカー、スポーツクラブなど活躍の場は広がっています。また、福祉施設や医療機関で働くエステティシャンも増えています。
エステティックサロンのほとんどは10時から12時までに開店し、夜の9時前後まで営業していることが多いようで、休日は固定ではなくシフト制が多くなっています。エステティックサロンは基本的に予約制をとっているので、その日の施術人数は事前にわかっています。
雇用形態は多様化し、正社員以外にも契約社員、パート・アルバイトで働くことも増えています。

エステティックサロンの1日・エステティシャンの1日

ところで、エステティシャンはエステティックサロンでどんな1日を過ごしているのでしょうか。協会のエステティックサロンは小規模な家庭的なサロンが多く、大きなサロンとは違うよさがあります。そんなエステティックサロンでのエステティシャンのとある1日をご紹介します。

わたしが勤めるサロンは10時から21時まで営業しています。最終受付が19時。わたしは、この日は早番で、9時に出勤します。

9:00
出勤
まず、今日の予約内容の確認。予約のトリートメントによって必要なホットタオル、使用機器の確認、スチーマーに精製水を各部屋にセット。エントランス・サロン内の清掃、同時に各部屋のリネンや化粧品・備品等の補充、ベッドメイキング。
わたしの勤めるサロンは5名のエステティシャンが勤務しています。朝からの勤務は3名で、この日予約のカルテをみながらお客様のトリートメント内容の確認をおこない、ミーティング。
10:00
開店
この日は10時からお客さま。笑顔でお出迎え。ハーブティをお出しし、お客さまが落ち着いたところでカウンセリング。リラックスした雰囲気で施術ルームへ。
11:20
施術
常連のお客さまなので、前回のトリートメント後の状態をうかがいながら、しっかり施術。身体の悩みに役立つホームケアアドバイスをお話しし、60分の施術が終わり、ハーブティをお出しし、次回の予約を確認。スタッフみんなでお見送り。
12:00
休憩
お客様と会話をしている間にほかのスタッフが施術ルームの片付けと次のお客様の施術準備。ほかのスタッフが施術中のときは、お客さまをお見送りした後に、自分で片付け、次の準備をします。今日はここで昼食。
13:00
相モデルでの
トレーニング
この日は15時までわたしにお客さまの予約がはいっていません。新人エステティシャンに相モデルでの技術トレーニングをします。この練習が新人を成長させます。
14:00
夏のキャン
ペーンの準備
そろそろサロンの夏のキャンペーンの準備。店長とチーフとでいろいろ知恵を出しあい、今回はPOPの制作がわたしの担当。
14:30
施術
今日2人目のお客さまも常連のかたで、フェイシャルとボディで2時間の施術。ご使用中の日焼け止めがなくなりそうなので、引き続き購入いただきました。
17:30
施術
今日3人目のお客さま。
19:00
終了
今日のわたしの仕事はこれで終了。18時までの勤務だから1時間残業。明日の準備と予約の確認をして、遅番のスタッフに引き継ぎをして帰ります。明日は公休で、明後日は遅番で12時出勤。遅番の時は売上管理や店内の清掃をおこなって帰ります。