6 月19日(金)から21日(日)にかけて、第71回日本透析医学会学術集会・総会が神戸市内の複数会場(神戸ポートピアホテル・神戸国際会議場・神戸国際展示場・ワールド記念ホール)にて開催されました。
本協会では2日目の20日(土)に「皮膚乾燥と心理的不安を伴う生活保護受給透析患者へのソシオエステ介入」と題して、特定医療法人大坪会三軒茶屋病院との共同研究による一般演題ポスター発表を行いました。
発表後には導入にあたっての費用面の質問もあり、
【抄録】皮膚乾燥と心理的不安を伴う生活保護受給透析患者へのソシオエステ介入
志賀 千恵子1), 2), 大坪 茂3), 4), 大坪 由里子3), 古川 尚史2), 瀧川 睦子2)
1) 三軒茶屋病院 ソシオエステティシャン
2) 日本エステティック協会
3) 三軒茶屋病院 腎臓内科
4) 東都大学幕張ヒューマンケア学部臨床工学科
【目的】
ソシオエステティックは日本エステティック協会が定義する、医療・福祉知識に基づき精神的・身体的・社会的困難を抱える人へ施行される総合的エステティックで、QOL向上と尊厳保持を目的とする。自己負担を伴わず介入できる点は、生活保護受給患者にもケア機会を保障できる意義がある。症例を報告する。
【症例】
70歳代男性、生活保護受給。糖尿病性腎臓病で血液透析導入。独身で面会家族はなく孤立と将来不
安、四肢の著明な皮膚乾燥と掻破・剥皮行為があり、オイルトリートメント等のソシオエ
ステを実施。
【結果】
介入後、乾燥改善と剥皮行為の減少、施術時の表情軟化と笑顔が増え、不安軽減傾向を認めた。
【まとめ】
経済的背景を問わず、透析患者の尊厳とQOLを支えるケアとして有用であった。







